『マイ・インターン』はイケオジ紳士に萌えまくる映画
トピック「マイ・インターン」について
『マイ・インターン』をもう一度見たい。
もう一度と言わず何度も見返したい。そんな映画だった。
公開してすぐに見に行ったので2週間は経っているのにまだぽわ~っとしている。
特別ずっしりと心に来る映画ではないしものすごく感動したという訳でもない。
しかし、何度も見返したいと思うのだ。
うぅ、映画館に行きたい。うぅ、早く円盤化して欲しい。メイキングとか見たい。
NG集あるかな…。NGの出し方さえもかわいいんだろうなぁ、アン・ハサウェイ。
先日予告した通り今回は、数年振りに映画館に足を運んで見た「マイ・インターン」の感想ブログです。
「CMのアン・ハサウェイかわいすぎか!!!!」と『プラダを着た悪魔』大好きマンな私が観に行きましたよ。
あの宣伝が気にくわない
実際に映画を観た方々はみんなこう思ったのではないでしょうか。
少なくとも私はこう思いました。
公式「まるで『プラダを着た悪魔』の主人公のその後のような~」
(公式サイトイントロダクションより)
は??????
CMもそうです。
映画『マイ・インターン』予告編(120秒)【HD】2015年10月10日公開 - YouTube
なんで!!!『プラダ~』!!!!ばっかり!!!全くの別物だから!!!!!続編感漂わせないで!!!!!強いて言うならアン・ハサウェイが年寄りにあれこれ言われるところだけだよ!!!!!!!似てるのは!!!!!!!!
年寄りにあれこれ言われて奮闘するアン・ハサウェイ可愛すぎかよ。好き。
と思いつつも他にどんな言葉でインパクトを与えればよかったのか思いつかないからたぶんこれが正解だったのでしょう。でも、公式サイトや広告には書かなくても良かったのでは、と思うのです。CMだけで十分だったよ、その煽りは。
この映画に対しての不満はこれぐらいです。
捉え方次第だと思うのですが、『プラダ~』はそこまでその先の明るさを残して終わった訳ではないのですが、それに比べて『マイ・インターン』はきっとずっとずっと、もっと、明るい人生が待っているのではと思うような終わり方でした。
もしも、なにかがどうなってしまっても紳士・ベンがいる限り大丈夫です。
「安心してください、ベンがいますよ。」
仕事よりも家庭のが難しいなぁと思いました。なんでみんな結婚すんだ。仕事と家庭を両立している世の中の人たちはすげぇな。
紳士ベン(ロバート・デ・ニーロ)がたまんない
本当に声を大にして言いたい。
紳士ベン(ロバート・デ・ニーロ)がたまんないんですよ!!!!
映画館で悶絶しました。萌え。ベンに萌えない奴なんていないんじゃねーかってくらい萌え。だから、映画の中でも彼はなかなかにモテてます。当然だ。あんな男性がいたら普通にときめいて普通に恋に落ちるだろうし理想の上司であると共に理想の部下でもある。
アン・ハサウェイ演じるジュールズに素っ気なく対応されても仕事を貰えなくてもボスに仕えるその姿はまさしく社畜の鏡でした。社員全員帰っているのに、「ボスがまだ仕事をやっているから」とベンはジュールズが仕事を終えるのを待っている。かっこいい。ちゃんと送り届ける。それも仕事なのだけど(笑)そういう彼の真面目さだったり社員たちとのコミュニケーションを見たり仕事っぷりを見たりして、ジュールズも少しずつベンに仕事を回すようにしていくのです。「老人なんて」「男なんて」と偏見を持っていたジュールズがしっかりと「ベン」自身を見ようとしていくのです。しかし、ジュールズのつらいところはまだまだ世間的には「女なんて」と見られているところにあります。それがストーリーでも問題として取り上げられているのですが。「女が上に立つこと」、「女が仕事をしながら家庭を持つということ」、「女として見られること」など。セクシュアリティについて投げかけてきます。ベンは常に「人」を見ていました。性別や年齢など関係無しに「人」を見るそういう世の中になれればいいですよね。
そして、社員と仲良くなっていく様が見事に自然だったのです。スマートでお茶目で真面目で気を配れて笑顔が素敵で声のトーンがいつも穏やかで優しく包み込んでくれて。みんなが「ベンがいなくちゃだめだあああベン助けてええええ」となっていくのです。
恋愛相談にもスマートに答えるベン最高かよ…。ハンカチ持ち歩くね。
「ジュールズ母のパソコン」がキーとなるシーンがあるのですが、あの時のベンの行きすぎたお茶目さと使命感は凄まじい。彼を敵に回したら間違いなく終わりです。
このシーンはストーリー的にも最も盛り上がるシーンですので、映画をご覧になっていない方にはぜひともドキドキしながら見てもらいたいです。
ロバート・デ・ニーロの笑顔があんなにチャーミングな上に優しいなんて。
控えめに言って、ずっと寄り添って人生を共にしたい(ガチトーン)
ベンに恋焦がれる日々を送り続けている。
ベンに「お嬢さん」と言われたい。
こちらの記事でロバート・デ・ニーロについて書かれていました。
はげどしかない記事でした。ほんとそれな。
ベンはずっとスーツに革の鞄で通勤をしていたのですが、それがまた良い。
本作的には投げかけている部分でもあるのですが、深いことを考えないで感想を述べるなら、スーツ萌え属性がある私としては大変ありがたかったです←
ベンが頑なにスーツを着る理由も分りますし若者たちの言い分もわかりますし。
でも、スーツの方が何かと楽なのは確かだと若者のある仕事をきっかけにそう改めて思いましたね。ちゃんとしているしオシャレだし。スーツ最高かよ。ただ、ここでもベンは素敵な人だったのが、相手に押しつけず「かっこいいでしょ?ドヤァ」とするところ。確かにかっこいい。実際に良いものを身に纏っているし身に付けている。まさに文句なしのイケオジである。
ジュールズ「チャリで来た」(部下のところへ)
オフィスでチャリンコ乗り回すなんてそんなオシャレなことありますか!?
とても衝撃を受けました。
「ウォーミングアップにもなるから」なんて!!!!意識高すぎィ!!!
本作の注目ポイントはジュールズのスタイルの良さやファッションもありますね。
どの日のジュールズも女性として、社会人としてもキラキラと輝きを放っておられて。
社長というだけあってオフィス内で一番オシャンティだったのも印象的。
私が好きだったのは挑戦しに行く日のジュールズ。ネタバレになるので詳しくは言えませんが、ジュールズにとっても会社にとっても一大決心をする会議へと向かう時のファッションがとても好きです。かっこいい。
映画好きなら
ちょーーーーーーと高まるかもしれません。
ジュールズとベンが出張でビジネスホテルに泊まります。この時に二人の間にはちょっと溝が出来ていたのですが、それを打ち明けましょうということでモヤモヤを晴らすべく、ジュールズの部屋で深夜の相談会を始めます。修学旅行あるあるみたいなもんですw「〇〇ちゃんの恋愛相談に乗るために△△ちゃんの部屋に集合する」。あれです。
その際に、テレビの電源を入れて映画を見るのですが、『雨に唄えば』なんですよ!!!!!!!うおおおおおおおお!!!!!!やべええええ!!!!『雨に唄えば』!!!!!!まさかの!!!!!!!!こんなグッドタイミングで!!!!!なんて空気の読める映画チャンネルでしょうか!!!!しかも、あのシーンですよ。男女踊りながら脚立に登って巨大扇風機越しに囁きまくってまた踊りまくるあのシーンです。感動的ですよね、あのシーンは。好きなんですよ……。映画館でなければ「『雨に唄えば』だあああああああああぎゃああああ!!!!!!!!」と騒いでいたことでしょう。ベンとジュールズが重苦しい話をしているところでかかる「You were meant for me」。泣きますよね。涙止まらなかったです。ジュールズを抱きしめたくなりました。旦那が悪いっちゃー悪いのだけど、男性の立場で考えたら全面的に悪いとも言えず。きっと、どちらも悪くないのだろうなぁと個人的にはそう思いました。しかーし、ベンの言うとおりなんですよね。はー、ベンかっこいい。この相談会でベンがとても今作で最も素敵なことを仰るのですが、私もそう言えるような人間関係を誰かと築けたらいいな。ベン、私のこともよろしく頼むよ…。
エンディング
最初の方でも言いましたが、とても希望のある終わり方でした。シニア・インターンが終わっても、あの感じだとそのまま再雇用とかになるんじゃないかなーと。だって、もうあの会社はベンがいなくなってしまったら困ってしまう。この短時間でここまでの存在になれる人なんていないだろうしあそこまで人や周りをよく見ている人はいない。ジュールズもベンがいなくなったら大変そうだし。そのままインターン終了後も親友として~っていう展開もありだけど、個人的にはベンにはずっと働いていて欲しいと思いました。
これは完全に個人的な感想なのですが、社会に属して生きるからこそ、楽しめることや喜べることが多い。そう感じました。仕事は嫌なことばかりがどうしても目立ってしまうけれど、充実させるためのちょっとしたスパイスなんだろうなってそう思えた。ベンがいないこの世界に希望なんてあるのかわからないけど、それならベンになれるように自分が努力すればいいだけですよね。
つまり、何が言いたいか
ベン演じるロバート・デ・ニーロの
紳士スマイルを堪能しなきゃ損!!!
まだまだ絶賛公開中です!!!!
ぜひともあの大スクリーンでベンを!!!ジュールズを!!
公式サイト
本作についての記事をいくつか見つけたので貼っておきます。
向こうの人は「サヨナラ」を「カワイイ」と思うのかとビックリした。