あれもこれもそれも

ときめきが多いこの世界が好きだ

NEWSに恋をした話

 嵐を好きになった過程とジャニヲタまがいになった過程や『ヒカリノシズク』についての記事をブログに上げたので、NEWSのことも書いておきたいなーと思いまして。

 

 私がNEWSに興味を持ったきっかけはとある友人とタイミングが重なったことだ。

 

 NEWSがデビューした頃、私はちょうど小学5年生だった。同級生たちは世間と同じように毎日のようにNEWSの話題で持ち切りだった。特にジャニーズに熱心という訳ではなかったが、男女問わずアイドルは好きだったので、とりあえず、番組に出ていれば何気なく見ていた。好きだったのは山下智久さん。一際目立っていて、オーラが違うように見えた。今でも「オーラが違うなー」と思うことがある。やまぴーの歌声はなぜか惹かれる。なにが魅力的なのか言葉に表すのが難しいが、説明できない魅力があると個人的にはそう感じている。決して投げやりになって説明を省いている訳ではない。

当時、とても仲良くしていた女の子がいた。彼女は頭が良く真面目で教師からも絶大な信頼を得ている所謂、優等生だ。しかし、こんな凡な私と仲良くしてくれていたのは彼女にも私と同じように変人で変態な部分があったからだ。良かったー!!!彼女は変人で変態で!!!!私もそういう変な子で良かったー!!!!!私自身は全くそんなこと思っていなかったけどー!!!!!!今までいろんな人に言われてきたから変な子なんだろうなーーー!!!!!!!

 

 話が逸れた。そんな彼女とよく話すようになって、彼女が錦戸担であることが分かった。よく話を聞いているとどうやら関ジャニでの彼よりもNEWSの彼の方が好みだったらしい。だからこそ、NEWSの話ばかりだったのだろう。今ではもう全力で追っかけることはなくなってしまったらしいが好きの気持ちはあるようだ。ヲタクとはそういうものなのだ、わかる。ここでも彼女とは気が合う。彼女からほぼ毎日のように錦戸くんの話を聞いていた。適当に相槌を打つだけだったが、彼女は私がNEWSに興味があるように見えたらしい。

友人「明日!!!!!!NEWSのアルバム貸すから!!!!!!聞いて!!!デートもできるよ!!!!!!!!!!」

私「デートwwwwwwwwww」

友人「やまぴーとはドライブデートできるんだよ!!!!!!だから、貸すよ!!!」

私「ウィッス」

完全に勢い負けである(笑)

今思えば2年も黙って聞いていればそりゃー興味があるように見えるwwwむしろシングルを押し付けられなかったことが不思議だwwwwww

 

 せっかく快く貸して頂けるのなら、しっかりと聞いて、見て、感想を伝えなくてはと意気込んで視聴をした記憶がある。私がお借りしたものは『touch』だ。バーチャルデートDVDが特典に付いていた。非常に斬新である。今の彼らにもう一度やって欲しい企画である。最近「大人になったよね~」が口癖になっている彼らになら「大人のデート」だって余裕にこなしてくれるのではないだろうか。見たいだけだよ!!!!やってくれ!!!カメラに微笑んで照れる彼らをください!!!!なんだこれ恥ずかしいwwwwとなっている彼らをください!!!!!

 

 いやーーーー!!!!!びっくりするほどやまぴーのドライブデートが最高でして!!!!!!!当時の私(中1)にはかなり刺激が強かった。ドキドキが最高潮で何度も見た。それから、やまぴーが番組に出る度にきゃあきゃあ騒ぐようになった。曲では『チェリッシュ』が好きだ。今も好きである。ちなみに、11年までに発売されたシングルで一番好きな表題曲は『さくらガール』(以下、『さくガ』)である。季節を感じられる曲、儚さや悲恋・失恋系の曲が好みなこともあり、当時から好きだ。今では後に記述するが、美恋魂とまほう魂を見て更に好きになった。『さくガ』の世界観の儚さを彼らが経験してきたことが歌の技術力と表現力によって伝えられ、以前と比較してよりその儚さを増幅させているところがたまらない。

 

 そんなこんなで、中学生の私はNEWS(主にやまぴー)に沸いていた。世間ではKAT-TUNがものすごかった。「地元じゃ負け知らず」「ギリギリでいつも生きていたい」は間違いなく流行語だ。現在でもよく使われているのを見ると、どれだけフレーズが斬新かつ頭に残っているかが伺える。どうでもいいことだろうが、『野ブタをプロデュース。』では亀梨くん派である。嵐にも湧き始めていた(『花より男子』第1シリーズが放送開始)。現在のように意識して嵐にお熱になるのはもう少し先のことだが。だいたい私の中のジャニーズはNEWSとKAT-TUNと嵐で成立していた。かつーんは総合的にはあまり好かなかったのだが、亀梨くんのセクシーさと上田様の美しさと田中くんのジャニーズ!!??!?さはとても好きだ。もちろん、今では総合的にも好きだ。田口くんの件は残念でならない。

 

 そして、高校1年の学祭にてNEWSの『weeeek』にオリジナルのダンスを付けて披露した。こう振り返るとものすごい勢いで人生が「NEWSを推せ!!!!!!」と言っていて笑いが込み上げてくる。「安心してください、時間はかりましたがちゃんとハマりましたよ。」まぁ、その後『weeeek』は個人的鬱ソングになってしまうのだが。短期間に聞きすぎたことと嫌なことと一緒に聞いていたことが原因だ。仕方ないことなので許してほしい。イントロだけでしんどい。

 

 2度目のメンバー脱退ニュースにはさすがにビックリした。当時、私はインターネットで調べるほどの好きさではなかった(というより、芸能人をネットで調べるという考えがなかった。理由はアニメやマンガ、声優に夢中でもあったからだ。むしろ、そちらに重きを置いてきた人生である。これだけジャニーズのことを長々と語っているが本業がアニメなどのヲタクで、副業がドルヲタだ。)為に、テレビで取り上げられることのみをただひたすらに聞いていた。それ以降、ほとんどNEWSを見ることはなくなった。

 

 しかし、彼らNEWSはテレビの中に戻ってきた。4人になって。正直あまり印象にない4人だった。手越さん(以下、てごにゃん)と増田さん(以下、まっすー)はテゴマスとして活動があった為に印象が他の2人と比べると印象は強い。アニメ『ラブ★コン』OP/ED、アニメ『ネオ アンジェリーク Abyss』ED(1期)を担当してくださったことで私にはとても思い入れがある。しかも、どちらも私の人生において大切で、大変影響を受けている作品である。原作も最高なのでぜひ(ヲタクの悪い癖)小山さん(以下、小山くん)は『恋のABO』での彼があまりにもチャラくて覚えていたがあまり印象にない。加藤さん(以下、シゲ)はイケメンというイメージしかないというか、言い方が悪いがほぼ記憶にない。今は!!!!!!!ちゃんと!!!!4人全員大好きです!!!!!!!!!!

 

 『チャンカパーナ』がものすごくドストライクで好きな楽曲で、ビビビッと来た。衣装がかわいくて、歌詞が良い意味・アイドルソング的な意味でぶっ飛んでいて、何よりメロディーが頭から離れない。全身に電流が走った。驚いた。こんなにアイドルなことってあるのか、と。特に、『チャンカパーナ』ではまっすーが恐ろしいほどに可愛い。キュート。「♪ 抱きしめた~」のところはいつ見ても、何度見ても、どんな歌番組でも、心をギュッと掴んで離さない。まっすーから目が離せなかった。てごにゃんはビブラートがすごく綺麗で美しくて。小山さんはあの若さ故のチャラさがなくなっていて、スマートさにちょっと大人なチャラさが足されていた。シゲは美人すぎてものっすごく驚愕した。あまりにも美人すぎる。イケメンじゃなくて美人だ。美しい。でも、ワイルドさを捨てないシゲ。ワイルド美人。

衝撃的だった、『チャンカパーナ』の何もかもが。

まさしくドーーーーーンバーーーーンガツーーーンだった(てごにゃん風)

 

 『WORLD QUEST』、『ONE -for the win-』と続けてサッカーの曲を発表した。たくさん元気をもらった。キラキラしていた。その輝きはまるで少年のようだ。そして、『KAGUYA』。『KAGUYA』のMVを見て、もうこれは追うしかないと決めた。こんな素敵なものを見せてくれるなら追う。いや、ずっと見ていたい。応援したいとここで初めて火がついた。

 

 さらにここで「とある声優さん」を好きになった。井口裕香さんという方だ。演技や声はもちろんのこと、トークもできる。彼女がパーソナリティを務める『井口裕香のむ~~~ん』というラジオ番組(動画あり)がある。彼女は「増田担」であった。テゴマスやNEWSの話をちょくちょくしてくれる。彼女はまっすーについてとても幸せそうに話す。本当に好きなのだと感じる(つい先日、彼女の公式Twitterにて「カウコンうちわ復活」について喜ぶツイートをしていた)。彼女の好きなものをもっと知りたいと思ったことも今こうしてNEWSやテゴマスを応援しているきっかけである。アクセルを思い切り踏み込めたのは井口裕香さんの影響も大いにある。

 

 そこからの私は今までの分を取り返すかのようにネットで調べまくり雑誌を読み漁り意識してテレビ番組を見るようになった。

 

 どうやら『NEWS LIVE TOUR 2012 〜美しい恋にするよ〜』というコンサートが最高に素晴らしいということが分かった。購入した。見た。圧倒された。泣いた。何も知らない私でも泣いた。泣けた。出てきた瞬間、恋に落ちた。いや、今まで恋をしていたことに気づかされたかのような。恋に落ちることを英語でFall in loveと表すが本当にその通りで、私は自分の真下に突如現れた大きな穴に落ちて行く感覚が確かにあった。鳥肌が立った。登場だけでこんなにも人を魅了することができるのか。この輝きをずっと見ていたい、そう思った。それなりに過去について学んだことで、感情移入をして見ることができた。実際にあの場にいた人、現場には行くことが出来なかったが気持ちを現場に飛ばしていた人、彼らを応援し続けた人たちのこと、そして、彼ら4人となったNEWSのことを考えて、どんなに暗く、どんなに不安で、どんなに苦しく、どんなに辛かっただろうと私には想像することしかできないけれど、想像して、当時に想いを馳せて、涙が止まらなかった。このコンサートの良さはセットリストにもある。構成が上手いなーと。前半は盛り上がる曲を中心に「僕らは元気です」というようなメッセージを感じる。例えるなら赤い炎が見えるような。中盤は「希望」を感じさせる「まだまだこれから」というようなキラキラしていた。そして、後半は一気に雰囲気が変わる。シリアスさとこれまでのことが重なるシーンが多くあった。それでいて静かに燃えあがるような。青い炎のようだ。そして、『フルスイング』。決意表明の曲だ。彼らがとても素直に歌うから、ファンに、脱退したメンバーに、そして、自分たちのために歌うから、ストレートに気持ちが伝わってきた。『エンドレス・サマー』からの『Share』の流れにもやられたが、『フルスイング』は、こんなのは卑怯だ。こんなの泣きながら叫ぶよ、ずっと、ずっと、応援するよって叫ぶ。彼らとファンが改めて繋がり決意を固めた瞬間であった。その後に歌う『さくらガール』。ここでまた昔に想いを馳せる訳です。歌詞があまりにも残酷で儚くて、でも、「美しく」て。綺麗だった。『フルスイング』からの『さくらガール』にしようと決めた人はこの差を考えていたのだなーと思うと脱帽だ。世界で一番美しく綺麗な場所だった。このコンサートでは3度彼らの再出発ソングである『チャンカパーナ』を披露している。これがまた全て違う感覚で歌うものだからすごい。1度目は「帰ってきたぞ」というファンへの「ありがとう」を込めていた。曲のコンセプト通りだ。2回目は「俺たち頑張って行きます!!!」という「だから、期待していてね」という気合いを見せた。そして、本当に最後の最後にもう一度歌う。それが「あなたたちがいて成立しているよ」「応援してね」「輝き続けるよ」と。「明るい未来」を歌っていた。この表現力は身に付けていたものではなく、本当に心の底からそう思って歌っていたからこそできたものだと素人ながらにそう感じ取れた。

 

 そして、タイミングが良い。いや、先ほども述べたが人生が「NEWSを推せ」と言っていた。コヤシゲが過去を語るという番組企画が放送されたことを機に、過去について話してくれる機会が多く目立った。改めて過去の話を本人たちの口から聞いて好きにならざるをえなかったし応援せざるをえないと感じた。また、この過去の話が就職活動期から新社会人になった私にとってその苦しさは大きく重なることが多々あった。感情的な意味で。なにをやっても上手く行かない、闇雲にやるしかなかった、など。だから、NEWSが今こうして活動していたり番組に出たり雑誌でインタビューを受けていたりパフォーマンスをしたりそういった彼らを見て元気を貰える。闇雲でも、前に進むために歩みを止めなければ、きっと、絶対に、大丈夫なんだって。そう思える。

 

 

 友人のごり押しがなければ、やまぴーにときめいてなかったように思うしNEWSなんかどうでも良かっただろう。こんなに長ったらしく語ることもなかっただろう。井口さんを好きになっていなかったらNEWSやテゴマスについて熱心に調べることもなかっただろう。このタイミングで美恋魂を見ていなかったら、過去話を聞いていなかったら、応援しようとは思わなかっただろう。元気とキラキラとときめきをくれるNEWSがより一層の輝きを放ち続けられるように、きっとこれからもあれ以上に辛く苦しいこともあるかもしれない、それでも、もっともっとたくさんの表情を見せて欲しいから、彼らのために、自分のために、今日も明日も、来年だって毎日NEWSに恋をしている。